認知症の正しい知識の理解

認知症は、発症リスクを下げられる!認知症の正しい知識の理解

「親が何度も同じ話をする…」

そんな話を聞くことは、もはや珍しいことではなくなりました。

人々が長生きになったことで、認知症を有する人口は増加していています。

認知症は、決して“他人事”ではありません。

高齢化が進むなかで、本人としても、家族としても、誰にとっても身近なテーマとなっています。

認知症を“正しく知る”

認知症とは、脳の病気などによって記憶、判断、注意、ことば、段取りなどの認知機能が低下し、日常生活に支障が出てくる状態をいいます。

  • 同じことを何度も言う・聞く
  • 物忘れが目立つ
  • 興味・意欲・関心が薄れる
  • 家に帰れなくなることが増える

こういったことが気になり始めたら要注意。そして、私たちが最も大切なことは、放っておくと進行する病気であるということを認識する必要があります。

65歳以上、3.6人に1人。もう始まっている現実

認知症の日本の発症率

日本ではすでに——

  • 認知症:約443万人(65歳以上の12.3%)
  • 軽度認知障害(MCI):約559万人(65歳以上の15.5%)

と推計されています。

認知症とMCIを合わせると約27.8%で、65歳以上では約3.6人に1人に相当します。

MCIとは?:軽度認知障害は、認知症とそのものではなく、健常な状態でもない。その中間のことを云う。認知症と健常な状態の「中間のような状態」です。

「認知症は防げない」「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、このMCIの状態は、早くから対策することで、発症リスクを下げたり、発症を遅らせたりできる可能性があります。

ヨガだからこそできるアプローチ

認知症に対してヨガができるアプローチ

認知症は、今なお、根治が容易ではない病態ですが、早期発見、危険因子への介入、生活習慣の見直し、そして社会的つながりを保つことがとても大切です。

身体活動は、認知機能低下や認知症リスク低減の観点からも重要とされており、一般的な健康維持の目安として週150分程度の中等度身体活動が広く推奨されています。

その中でヨガは、身体活動、呼吸、注意のコントロール、ストレス軽減、睡眠、そして人とのつながりを支えうる、実践しやすい補完的アプローチの一つです。

現在の研究では、ヨガが認知症そのものを確実に予防するとまでは言えませんが、軽度認知障害(MCI)や物忘れが気になる方において、注意機能、記憶、気分、睡眠、バランスなどに良い影響を与える可能性が示されています。

日常でできることを始める

だからこそ今、必要なのは――
「怖がること」ではなく、正しく知り、日常の中でできることを始めることです。

認知症は、ある日突然始まるものではありません。
小さな変化に気づき、生活習慣を見直し、身体と心の健康を整えていくこと。

その積み重ねが、未来の自分や大切な家族を守る力になっていきます。

そしてヨガには、単なる運動ではなく、
「身体を動かす」「呼吸を整える」「人とつながる」「心を落ち着かせる」という、認知症予防において大切な要素が自然と含まれています。

だからこそ、これからの時代、ヨガ指導者にも“認知症を正しく理解する視点”が求められていくのかもしれません。

今回、精神科医:松島幸恵先生に、新たな講座を開催して頂くことになりました。精神科医でクリニックを経営する傍ら、認知症サポート医としても活躍されている松島幸恵医師。

講座では、認知症の基礎知識や予防の考え方、そしてヨガとの可能性について学んでいきます。

「まだ大丈夫」ではなく、
“今だからこそできること”を、一緒に学んでみませんか?


初開催!松島幸恵医師によるヨガ×認知症予防
7月12日(日)9:30-13:30

ヨガ×認知症予防